猫も杓子も豪華客船

これからクルーズ旅行に出かけてみたい人や、次の船旅をもっと充実させたい人に向けてこれまでの乗船記やコツを発信しています。

3泊4日で1万円の激安『豪華』客船に乗ってみた(前編)<MSCスプレンディダ乗船記>

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突然ですが、Cruiseの日本語の言い方は「クルーズ」派ですか?それとも「豪華客船」派ですか?

私は日頃はクルーズと言っていますが、豪華客船という単語の響きが好きです。

なにせ「豪華」ってついてますからね!(単純)

一方で今は日本発着船も増え、私のような普通の会社員でも気軽にクルーズを楽しめる時代なのに、「豪華客船」という言葉が存在しているために、クルーズ旅行=お金がかかる=敷居が高いというイメージがついて回っている気がします。

 

もちろん本当に手が出ないほどのセレブなクルーズ旅行もたくさんありますが、一口にクルーズと言っても価格帯によって「カジュアル」「プレミアム」「ラグジュアリー」というカテゴリーに分けられます。

カジュアル船の相場は1泊あたり1~2万円です。

クルーズ船の価格には、宿泊費、交通費、食事代、エンターテイメント代を含むことを考えれば、旅行代金としてはリーズナブルな選択肢ではないでしょうか。

そんな中、ある日旅行代理店のサイトを見ていたら驚きの商品を見つけました。

それがこちらです。

旅行代理店のサイト

旅行代理店のサイト

なんと1泊1万円どころか3泊4日で1万円です。

しかも金曜日出港で、翌週の火曜日がたまたま祝日だったので、下船後現地に1泊してもわずか1日半有休をとれば行けてしまうという、会社員の私達には大変都合がいい日程でした。

そんなわけで即決で申し込みました。

しかし申し込んだはいいものの、あまりに破格なので「これは何か安い理由があるのではないか?」という不安な気持ちも正直少しありました。

例えば、船内設備がイマイチなのかなとか、ご飯が微妙だったりしてとか、条件の悪い部屋に割り当てられたりしないか・・・などなど。

気にはなりましたが、それ以上に価格が魅力的だったので、「ま、何かあっても勉強だと思えばいいか」と切り替えて乗船日を待ちました。

 

さてさて申し込みから2か月たち、この度実際に乗船してきました!

果たしてこれらの不安は的中したのかどうか、前後編の2回に分けてお伝えしていきます。

 

 

乗船したクルーズのプラン

クルーズ日程

今回乗船したクルーズの日程はこちらです。

Day 1 10/18(金)17:00 横浜から乗船
Day 2 10/19(土) 終日航海日
Day 3 10/20(日)9:00~18:00 長崎に寄港
Day 4 10/21(月)8:00 韓国・釜山にて下船

 

横浜発釜山着の3泊4日片道クルーズ(行きと帰りの港が異なるコースのこと)です。

価格以外にもう一つ決め手となったのは、3日目に長崎に寄港するコースだったことです。

日頃、海外発着のクルーズコースもよくチェックしているのですが、無寄港クルーズであれば今回並みの価格設定になっているプランは時折見かけることがあります。

それが寄港地ありで、かつ週末をはさむ日程で1万円というのは本当に衝撃でした。

 

価格について

クルーズ旅のご経験のある方はすでにお気づきかと思いますが、サイト上の表記は1万円でも残念ながら総支払額は1万円ではありません。

クルーズの代金は、

  • 基本代金
  • 港湾税等(ポートチャージ)
  • 船内チップ(サービスチャージ)

で構成されており、通常、旅行代理店のパンフレットやサイトに一番大きく記載されている価格は「基本代金」のみです。

今回も申し込み時に基本代金の1万円の他に、港湾税23,640円を支払っています。

サービスチャージについては、飲み物代など船で利用した有料サービスと合算して下船時に清算しています。

3泊分でUS$37.50でした。

こちらの記事では、広告記載価格である「1万円クルーズ」として話をすすめますが、上記の点をご了承ください。

 

安さの秘密はどこに?検証!激安『豪華』クルーズの実際<前編>

1万円クルーズは安かろう悪かろうだったのか?それとも掘り出しものだったのか・・・?

乗船前に心配していた不安ポイントが実際どうだったのか1つ1つ見ていきましょう。

 

不安①:クルーズ船や船内設備がショボかったりしないか

どんなに安くても船がいまいちだったらがっかりですよね?

結論としてはこれまで乗船してきた他のクルーズ船に比べても見劣りしない普通に立派な豪華客船でした!

 

今回乗船したクルーズ船「MSCスプレンディダ(MSC Splendida)」は公式サイトのデータによると、総トン数は137,936トン、乗客と乗務員合わせて約4500名が乗れる大型船です。

船の全長は333.30mと、ちょうど東京タワーの高さとほぼぴったりです。

大さん橋から見た大黒ふ頭に泊まるMSCスプレンディダ

大さん橋から見た大黒ふ頭に泊まるMSCスプレンディダ

 

ちなみに大型船のため乗船場所は大さん橋からではなく、ベイブリッジの外側にある大黒ふ頭を利用しました。

大黒ふ頭はアクセスが不便という問題がありますが、今回は大さん橋から無料シャトルバスが運行されていました。

大さん橋であれば、みなとみらい線の日本大通り駅から徒歩10分程度なので行きやすいです。

 

船自体は、就航年が2009年とやや年数がたっており、本格的なゴーカートサーキットや、スカイダイビングシミュレーターのような派手なアトラクションが搭載されている最新のカジュアル船に比べると少し物足りなさもありましたが、ショーやカジノなど基本的なエンターテイメントは一通り充実していたので、暇を持て余すことは全くありませんでした。

私はいつもクルーズ乗船時には毎晩のショーをとても楽しみにしています。

MSCスプレンディダのシアターは3階吹き抜けで広々とした作りになっていました。

ステージ自体も広く高さもあるので、ジャグリングのような演目も迫力満点でした。

シアター(The Strand Theater)

シアター(The Strand Theater)

 

複数箇所あるプール・ジャグジーはぞれぞれ異なるデザインになっており、子供向けのにぎやかな場所から大人が集う落ち着いた場所まで、様々な年代のニーズに対応していました。

今回は乗船時間が短かったのでジャグジーを1度利用しただけでしたが、もう少し時間があれば何か所も回りたかったです。

乗船時期は10月でしたが、天候がよく、鹿児島の下まで南下する航路だったので意外と暖かい時間が多かったです。

モザイクアートが美しいプールとジャグジー(Playa Del Sol)

モザイクアートが美しいプールとジャグジー(Playa Del Sol)

 

カジノの充実度はまずまずでした。

スロットの他、テーブルゲームも何台かありました。

船の左舷と右舷で分煙していたのはよかったです。

カジノ(Royal Palm Casino)

カジノ(Royal Palm Casino)

 

不安②:条件の悪い部屋に割り当てられたりするのではないか

今回利用したのはインテリアキャビン(内側)です。

実は完全に窓のない部屋のクルーズは初めてでしたが、もともと部屋が広いのと鏡が効果的に配置されているため、特に圧迫感を感じることなく快適に過ごすことができました。

お部屋から海が見えないのは少々残念ですが、部屋にいるのは寝るときくらいですので、この値段を思えば全く問題ありません。

パブリックスペースに出ればもちろん24時間海を眺め放題ですしね。

圧迫感のない内側キャビン

圧迫感のない内側キャビン

 

また、MSCクルーズではスイート/バルコニー付き/海側/内側といったキャビンのカテゴリー以外に、サービスのカテゴリーである「エクスペリエンス」と呼ばれる選択肢があります。

内側キャビンの場合、本来はベーシックなサービスの「ベッラ」とその上の「ファンタスティカ」から選べるのですが、今回は激安クルーズであるにも関わらず、最初からファンタスティカが選択されているプランでした。

ファンタスティカの特典の一つに、キャビンの場所が高層階になるというものがあります。

MSCスプレンディダの客室エリアは最も低いデッキで5階にあります。

しかしファンタスティカの場合、必ず10階以上のお部屋になります。

内側キャビンの場合は窓がないから部屋の位置は関係ないと思われるかもしれませんが、クルーズ船では低層階ではエンジン音や振動が気になる場合があり、通常どの船でも上層階ほど高い値段設定になっています。

また、今回は利用しませんでしたが、ファンタスティカのその他の特典として朝食無料デリバリーも含まれていました。

格安クルーズであっても、夢の「ベットで朝食セレブごっこ」も込みだったんですね。

利用した内側キャビンの詳細については別記事にレビューしましたので、よろしければどうぞこちらもお読みください。

www.nekocruise.com

 

 

今回の記事では「3泊4日で1万円の激安『豪華』客船に乗ってみた」の前編として、MSCスプレンディダの船や船内設備とお部屋についての様子をレポートしました。

後編では、レストランを含む船内サービスについても同様に1万円クルーズの実際をお伝えしていきます。

安さの理由は一体どこにあったのでしょうか??

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