例えば職場の担当が変わったとか、これから何かの資格の勉強を始めようとか、新たなチャレンジをする時には経験豊富な先輩のアドバイスもいいけれど、一番知りたいのは直近で同じ立場だった人が、最初の一歩をどう踏み出したかという情報ではないでしょうか。
これからクルーズデビューを考えている人も、どのように情報を集めたり、何を基準に船を選んだりしたらいいのか、分からないことがたくさんあると思います。
私の初めてのクルーズは新婚旅行で行った2015年の地中海クルーズでした。
こちらの記事では、当時どのようなきっかけでクルーズ旅行を選択したのか、全くあてがない中でどうやって個人手配で旅行の予約をしたのかをお伝えします。
また、当時はノウハウがなかったけれど、今だったらこうするという改善点も一緒に触れていきたいと思います。
地中海クルーズ旅行を選んだ理由
そもそもクルーズ旅行にしたきっかけ
新婚旅行の計画を立て始めたときから、せっかくだから何か特別なことをしたいという思いがありました。
夫も私ももともと語学に興味があり、お互い普通の海外旅行はすでに何度か出かけていました。
「豪華客船」という響きに憧れ、「一生に一度は豪華客船に乗ってみたいよね~」くらいの感じでクルーズ旅行を候補にして情報収集を始めました。
一生に一度どころか、このクルーズがきっかけではまってしまい、その後の5年間で10回以上乗船することになろうとは、この時にはまだ夢にも思っていませんでした・・・。
場所を地中海に決めた理由
新婚旅行とはいえお互い会社員で長期の休みは取りづらいため、4月末に数日有休ををとって長めのゴールデンウィークとして休むことにしました。
私は情報収集のとっかかりとしては、本で調べるのが網羅的に知識を習得できて好きなので、当時「豪華客船クルーズバイブル」という本を購入しました。
この本の中に「航路とベストシーズン」という表があり、ちょうど4月からは地中海がいい時期に入るという情報が書かれていたことと、漠然と長めの休みならヨーロッパに行きたいと思っていたことが合致して、場所は地中海に決めました。
クルーズ旅行ってどこで予約できるの・・・?
クルーズ知識ゼロから信頼できる船会社を探し出した方法
クルーズに乗りたいことと、行先は地中海であることは決まったものの、最初はどうやってクルーズ旅行の手配をしたらいいのかが分かりませんでした。
とりあえずググると、大手旅行代理店のグループにあるクルーズ旅行専門の会社がヒットしました。
ここに頼むのが安心かつ楽だろうなとは思いましたが、これまでも国内外にかかわらず旅行は可能な限り個人手配でやってきたので、今回も自分で手配ができないかと考えました。
この時点ではクルーズ船の種類やどこの船会社が有名だといった知識も皆無だったので、「日本の大手旅行代理店が取り扱っている = 一定の信頼がある船会社」として捉え、このサイトに掲載されていた船会社名で検索して、公式サイトにたどり着きました。
それがコスタクルーズです。
公式サイトでの予約
コスタクルーズは今でこそ毎年何本もの日本発着のコースを運行していますが、当時はまだ日本支社もなく、英語で本家のサイト*1を検索していました。
公式サイトでは、日本の旅行代理店のサイトに掲載されていないコースもたくさんありました。
新婚旅行の計画を立てていたのが2014年だったのですが、その年にデビューしたての新造船(コスタディアデマ)があることをサイトで知りました。
新しいというだけでも十分魅力的ですが、船内のアトラクションにF1シミュレーターがあったことも、夫がF1のファンなのでうれしいポイントでした。
さらに調べたところ、この船がちょうど希望の時期に地中海クルーズを実施していることが分かり、船とコースが決まりました。
予約はそのまま公式サイトからできました。*2
新婚旅行でしたのでカテゴリーは少し奮発してミニスイートにしました。
予約時にキャビンを選択することができたので、一番船尾側の広いバルコニーがある部屋にしました。
余談ですが、この時は支払いをクレジットカードで行う場合、予約後に指定の番号に電話をかけて(確かアジア圏内の番号が用意してあったと思う)クレジットカード番号を口頭で伝えるというプロセスがありました。
電話越しで英語が通じるだろうかとか、何かの詐欺じゃないかとかいろいろな不安はありましたが、とりあえず信じてやってみました。
結果問題なく乗船できました。
今も同じなんでしょうか・・・?
航空券の手配時にうまくいったこと失敗したこと
クルーズはバルセロナ発着だったので、東京からバルセロナまでの往復航空券を手配する必要がありました。
当時は航空券の賢い探し方も知らず、単にお互いANAのマイレージ会員であったことから、普通にANAの公式サイトで検索しました。
一つだけよかったのは、予約しようとした便がルフトハンザとの共同運航だということに気づいて、同一日程・ルートをルフトハンザの公式サイトで検索したら幾分安かったのでルフトハンザから買ったことです。
失敗したのは、前泊と後泊の時間を確保せず、着いたその日に船に乗り、降りたその日に飛行機で飛びたつ過密スケジュールにしてしまったことです。
取れた休みを最大限クルーズに充てたかったので仕方がなかったとも思いますが、おかげでせっかくバルセロナまで行ったのに、バルセロナの思い出は一つもありません・・・。
いつか再訪したいと思います。
あれから5年・・・今ならこうする
早いもので、新婚旅行の計画を立てていたころから記事執筆時点でちょうど5年が経ちました。
当時はおそるおそるクルーズの船会社の情報を集めていましたが、今は英語のクルーズ検索サイトを活用してもっと効率的に世界中のクルーズコースを調べられるようになりました。
検索サイトの使い方については、別記事にまとめておりますのでよろしければこちらもお読みください。
航空券の手配についても、今ではSkyscannerやGoogleフライトで下調べをして、よりお得な乗継ルートを見つけるようにしています。
日程についてもぎりぎりを狙わず、なるべく乗下船地の観光もできるくらい余裕を持たせた手配をするようになりました。
それは単に観光ができなかっただけでなく、危うく下船が遅れて飛行機に乗れなくなるかもしれないという体験をしたからなのですが・・・。
その時のことはこちらに少しだけ書いてます。
今回は、私がクルーズ旅行を初めて手配したときのことを振り返ってみました。
クルーズ旅行にはまり、格段に旅行回数が増えたことと、いろいろなピンチに見舞われたおかげで、海外旅行の個人手配力(?)が上がってきたことを感じます。
今後も得したこと、失敗したことは積極的に記事にして共有していきたいたいと思いますので、みなさんの賢いクルーズ旅行の参考になることがあればうれしいです。